ウォッカ (2007/05/28)  
今日、久々に競馬場に足を運んだ。

僕はギャンブル全般にあまりセンスを持ち合わせておらず、またそんなに「馬が好き!」って程でもないので、自ずと競馬場や場外馬券場なるものから足も遠のいていた。最後に来たのがまだ僕が学生の頃だから、実に17、8年ぶりということになる。

学生時分の友人に競馬の熱狂的ファンがいて、バイト料をほぼ全額競馬につぎ込むようなヤツだったけど、その友人の影響で後楽園の場外馬券場や、浅草や新宿のそれに良く付き合って行っていたものだ。当時はビギナーズラック(本当にあるのだね)で、そこそこの小遣いを得たこともあったが、やはりあまり勝てなくなって、そのうち行かなくなった。その後もギャンブルといえば、たまにやる麻雀ぐらいで、競輪、競馬、競艇、パチンコなどはほとんどやらなかった。

さてさて、今日は東京優駿、日本ダービーの日。なぜ今日に限って行くことになったのかというと、最近、義理の従兄弟という関係になった僕よりひとつ年下の男がいて、彼は結構な競馬好きで、その彼からの誘いがあった。僕らが競馬場入りしたのは午後二時ごろ。8Rの出走時刻がそろそろ近づいてきた頃だった。義理の従兄弟は、既に競馬場入りしており、芝の観覧席にシートを広げて、クーラーボックスあり、おつまみありの、まあ小規模な宴会といった用意で待っていた。

冷えた缶ビールをプシュッといってからは、歓談、雑談もほどほどに、僕は競馬新聞と睨めっこモードに突入。まずは9Rの馬券を早く買いたかったのである。予備知識も全くないまま競馬場入りし、でも馬券を買って勝ちたい。勝って、記憶にかすかに残っている、あの勝利の興奮をまた味わいたかった。9Rの出走時間が近づいてきたので決めた。分からないのでほとんど名前とインスピレーションで決めた。ブレーブハート、単勝1点。

結果ブレーブハート10着(涙)。まあ、こんなものだ。気を取り直して、次はメイン、ダービー。缶ビールからチュウハイに変え、急ピッチで呑んでいたせいか、ほろ酔いでいい感じ。武豊は来ない。うん、僕もそう思う。一番人気フサイチホウオー・・・、オッズ的に外したい。紅一点ウォッカ、名前も良いし、買おうかな。うーん、悩む。結局二番人気ヴィクトリーから流して5点購入し、レースに臨んだ。どれがきてもいいよ。

結果、ヴィクトリー出遅れが響いて9着、惨憺たるもの(涙)。ウォッカが1着、紅一点が来てしまった。気にはなっていただけに悔しい。ま、こんなものだけど。その後11R、12Rに臨むも、ことごとく外し玉砕した。僕の久々の競馬デーは、勝利の感覚を思い出すのではなく、やはり自分は競馬に関してセンスもラックもないんだわ、と改めて感じた日となった(淋)。

来週は安田記念がある。どうしよう。行きたがっている自分がいる。是非リベンジしたいものだよ。しかし64年ぶりの牝馬のダービー馬。よりによって今回じゃなくてもいいのに。でも、負けはしたけど、気持ち良い感じだ。妙なテンション。それと義理の従兄弟くん、ありがとう。競馬を久々に楽しんだよ。

最後に、彼女に祝辞を言いたい。ウォッカちゃん、君はいい馬だね。ちょっと好きになりました。おめでとう。またいつか会おう。^^